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2月は歌舞伎座通い?

2009/01/30 15:25

 

2月の歌舞伎は、東京は歌舞伎座のみ。

文楽の東京公演が国立劇場小劇場でありますが、やはりわたしのメインは歌舞伎座!

 

で、個人的には、夜の部最初の「倭仮名在原系図」(「蘭平物狂」)に大変期待しております。

というのも、この芝居、菊五郎劇団お得意の大掛かりな立ち回りがありまして、中でも主人公の蘭平が花道に立てた梯子に登るという見せ場があるからです。

三津五郎さまが50代でこの蘭平を演じる(たぶん、歌舞伎界初の50代蘭平とのこと)ので、襲名披露を拝見していないこともあり、とても楽しみなのです。

亡くなった先々代・先代松緑さんが、この芝居をお得意にしていらして、三津五郎さまのお家と松緑さんのお家で、交互に伝え合ってきたという演目なのだそうです。

 

他にも、昼の部ですと、玉三郎さんと菊之助さんの「二人道成寺」(これは、初演・再演とも拝見しましたが、すばらしかったです!)、菊五郎さんの「文七元結」がありますし、夜の部も吉右衛門さんの弁慶・菊五郎さんの富樫というビッグな顔合わせの「勧進帳」、さらに玉三郎さんが染五郎さん、松緑さんと組んだ「三人吉三」がありますので、これまた見逃せません。

 

玉三郎さんの「二人道成寺」は、地方も直吉・勝国・傳左衛門社中が揃うはずなので、長唄・お囃子ファンでもあるわたくしには、大変な御馳走です(笑)。

 

そんな訳で、2月もまた歌舞伎座通いになりそうです。

 

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ダサっ!

2009/01/29 13:09

 

歌舞伎座の建替えは、いたしかたないことと諦めています。外観についても、正直期待はしていませんでした。が、このたび発表された外観を見ると「ダサっ!」という一言です。がっかりしました。

 

再開発計画ということになるようですし、建築許可も東京都に決済を仰がなければならないのはわかりますが、都知事の「銭湯みたいできらい。オペラ座みたいにすれば?」という、個人的な趣味としか思えない発言が原因で、設計が変わってしまったとは・・・。

もっとも、それを言い訳に使っている部分もないとは言えないでしょうが・・・。

 

現状の歌舞伎座の外観を保存するには、経済的負担が大き過ぎるのであろうことは推測できますが、それだったら、半端な「見せ掛け」はやめて、劇場内部の設備や環境を整備することに資金と力を注いでほしいです。

 

また、4階?に「アカデミー」なるものを作って、演技指導や俳優の養成を行うという計画もあるようですが、歌舞伎俳優の養成は、国立劇場の研修生制度がすでにありますから、そちらにお任せして、ファンの開拓・育成につながるようなことを行ってほしいです。

ガラス越しに舞台や客席が見られる、というのはナンセンス! 生の舞台に触れてこそ、歌舞伎の楽しさ、ステキさに接することができるはず。

現在の幕見席を廃止するための「言い訳」に、このアカデミーなるものを使っているように思えてなりません。

 

もちろん、舞台衣装や小道具、大道具などを身近に見る機会を作っていただけるなら、それもまたアリだとは思いますが、それよりは生の舞台が手軽・気軽に見られることを優先しないと、歌舞伎ファンは育ちません。

幕見席を運営・維持していくためには、それなりのコストが必要で、それを毎月ペイするのが大変なこともわかるのですが(いつもいつも、立見が出るほどでもないのは、重々承知しております)、幕見席の存在意義の大きさも認識していただきたい。

 

 

一度なくしてしまったら、幕見席を復活させるのは、次の建て替えまでほぼ不可能になってしまうでしょう。そういう事態だけは絶対に避けていただきたいです。

 

役者さんをはじめとする舞台に携わる方たちのご意見はもちろんですが、今の歌舞伎座と歌舞伎を愛しているファンの声にも、ぜひ耳を傾けていただきたい!

 

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今月のオススメ

2009/01/20 17:09

 

あくまでも、個人的な、という但し書き付ですが・・・。

 

まずは、浅草公会堂の新春浅草歌舞伎夜の部の「一本刀土俵入」。

勘太郎くんの駒形茂兵衛と、亀治郎さんのお蔦がとてもよい!です。

茂兵衛のまっすぐな人柄がよく出ているし、お蔦という女のはかなさも、特に後半に色濃く感じられて、ウルっとしてしまいました。

今まで歌舞伎をあまり見たことないんだけど、見てみたいという方には、ストーリーもわかりやすいですし、この後に「京鹿子娘道成寺」があるので、華やかな踊りも見ることができて、よろしいのではないでしょうか。

 

続いては、歌舞伎座夜の部。

なんといっても、中幕の「春興鏡獅子」がすばらしい! 勘三郎さんの踊りもステキですし、今回胡蝶が千之助ちゃんと玉太郎ちゃんという、チビちゃんたちなのも微笑ましく、また十年後あたり「この子の胡蝶、建替え前の歌舞伎座で見たわ!」と自慢もできる(笑)というオマケ付。

そして、地方(特に囃子方)がこれまた充実しておりますので、勘三郎さんの踊りがひときわ、引き立っております。

最後の「鰯売り」は、気楽に愉しく見られるお芝居であり、玉三郎さんの美しさも堪能できますし、幕開きの「曽我対面」は、歌舞伎のお正月らしさ満点、錦絵の美しさがそのまま目の前で展開されます。

ロビーにも、繭玉や凧といったお正月らしい飾り付けが施されていて、歌舞伎のお正月気分を味わいたいという方にオススメです。

 

歌舞伎座昼の部は、やはり玉三郎さんの「鷺娘」と菊五郎・時蔵コンビの「十六夜清心」が個人的にはよかったです。

 

 

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気がつけば文庫が・・・

2008/12/17 14:40

 

本と本屋が大好きなため、読むのももちろんですが、買うのも大好き!

ということで、昨近の出版事情もあり、著者や版元・テーマによっては、「あ、これは面白そう」とか「すぐに読めなくても後で探すのは大変そうだから、とりあえず、買っておこう!」という「積ん読本」がどうしても増えてしまいます。

 

で。

何年かに一度、そういう「積ん読本」が続々と文庫化される、という周期がめぐってきてしまいます。

今年の秋から冬が、ちょうどそんな周期にあたってしまったようです。

 

新刊案内やら、書店の新刊コーナーを見ると

「え、文庫になっちゃった~!」

「あれ、これも?!」

「わ、これもかい!!!」

と、口に出す出さないは別として、日々、ショックを受けたり、「わたしの見る目もまんざらでもないわ」と、負け惜しみを言ったりしております。

 

そんな中で。

積んであったはずの単行本が見つからず、「えい、しょうがない!}っと文庫を買って即読んで、「ああ、もっと早くに読んでおけばよかった!」と思ったのが、森下典子『日日是好日』(新潮文庫)。

 

ちょうど、この本を読む前に松村栄子『雨にも負けず粗茶一服』(ピュアフル文庫)を読んで、これが面白かったので(これも、オススメです!)「そういえば、あったよなぁ~」と『日日是好日』のことを思い出したのですが、積ん読の中から発掘できなかったのでした(泣)。

千利休をはじめとする茶人や、茶の湯から生まれた美術などには、興味は前々からあったのですが、お茶のお稽古というのは、なんとなくめんどくさそうという か、お金がかかりそうだし、というか、敬遠していたのですが、この本を読んだら「こういう先生に教えていただけるのなら、やってみたいなぁ~」なんて思う ように・・・。もっとも、森下さんの先生みたいな先生は、たぶん、めったにいらっしゃらないとは思いますが、いろんな意味で(苦笑)。

 

「ヤラれた!」とちょっと悔しかったのが、杉本章子『お狂言師歌吉うきよ暦』(講談社文庫)。10月に、シリーズ第二弾の単行本が新刊として書店に並び、そこではじめて、このシリーズの存在を知ったため、「どうせなら、最初から読もう」と思い、文庫の新刊情報を調べたのですが、10月・11月刊行分にはなかったので「うーん、第二弾の売れ行きを見て、文庫化も考えているのかな?」なんて、うがった先読みをしたら、なんと今月の文庫新刊で刊行されていました・・・。

「くぅ~、もうちょっと待てばよかった・・・」と、ちょっとケチくさい考えが頭を過ぎったのですが、面白かったので、良しとしましょう(負け惜しみですね)。

 

ほかにもまだまだいろいろと、文庫新刊の中に「え、読まないうちに、文庫化されちゃったよ」という本があるのですが、それについては、またいずれ。

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急げ!歌舞伎座!!

2008/12/10 17:53

 

いよいよ、建替えが発表されましたね、歌舞伎座・・・。

銀座の街からあの建物が消えてしまうのかと思うと、とても悲しいです。

で。

これからの1年5ヶ月、歌舞伎座を堪能しつくさねば!!なのです。

 

その第一弾。

今月は、なんといっても昼の部です、昼の部!

それも、坂東三津五郎の「京鹿子娘道成寺」です!!

これは、絶対に見逃してはなりませぬ!!!

 

今、「娘道成寺」というと、團十郎型で踊るのが一般的ですが、今回はまず、三代目三津五郎型という、珍しい型が出ています。

どこが違うか、というと。

まず、道行(これは、つかないこともありますが)が義太夫でなく、常磐津です。

義太夫にくらべると、長いです。花道での踊りがその分、長くなるわけですね。

 

次に。「恋の手習い~」で始まる、クドキの振りが違います。

 

そして。

衣裳の色が違います。

「園に色よく」の前で引き抜くと、衣裳は赤に戻ります。そして、そのまま鐘入りへ。鱗を思わせる衣裳は一切登場しません(鐘入りで、鱗型の衣裳を上から羽織ることもありますが、それはなし)。

 

が。最大の違いは、ノリです。

平たくいうと、テンポが近年上演されているものにくらべると、ゆったりしています。最近の長唄は「早けりゃいいってもんじゃないでしょう???」と思うことたびたびなので、今回のノリは、新鮮です。

 

女形はめったに演じない三津五郎さんが、とてもきれいで愛らしい「娘」を踊っています。

ぜひ、12月大歌舞伎昼の部をみなさん、ご覧ください!!

 

全部は見ている暇もお金もない!という方には、4階幕見席という便利なお席も歌舞伎座にはあります。

この席なら「京鹿子娘道成寺」だけを見ることも可能です(800円)。花道がほとんど見えないのですが、花道で踊る部分は、幕見席からでも、かろうじて見えるところで大半踊ってくれますので、まぁ、大丈夫です)

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「伝の会」本公演は、要チェックです!

2007/02/19 11:09

 

昨日、滑り込みセーフでチケットがとれた「伝の会」のライブに足を運びました。

伝の会というのは、長唄三味線方の、杵屋邦寿さんと松永鉄九郎さんがなさっている、ユニットです。
春と秋に唄方の方々をゲストでお迎えして、本格的な長唄を、楽しく聞いてもらおう!という「本公演」を中心に、それ以外にも、お二人だけで長唄三味線を弾いたり、お話をしたりというライブなど、いろんな活動をされています。
去年の今頃、偶然、このお二方の活動を知り、ライブに足を運んだのですが、本公演に伺ったのは、昨日が初めてでした。

鉄九郎さんは、立川志の輔師匠の落語会で出囃子や、陰の三味線を弾いたりもされていますし、邦寿さんも鉄九郎さんも、前進座のお芝居の黒御簾でも、お三味線を弾いていらっしゃるそうです。

2日間にわたって、2つのプログラムを計4公演行ったのですが、わたしが伺ったのは、そのうちの「しなやか編」(もうひとつは「はばたき編」)。
「岸の柳」「五色の糸」「蜘蛛拍子」の3曲が演奏され、合間で、邦寿さんと鉄九郎さんによる、掛け合い漫才のような(笑)解説もあって、初めて長唄を聴くという人にも、堅苦しくなく、内容もなんとなくわかって、でも本格の演奏で、というやり方は「新しい長唄ファンを養成し、その人たちをもっと長唄の魅力に触れて欲しい」という願いは、実を結び、前売り券完売という結果をみても、明らかでしょう。

鉄九郎さんのお師匠さんで、御年72歳の松永鉄十郎さんがタテ唄を唄われた「蜘蛛拍子」には、感動しました! 
長年長唄を唄い続けていらした方の、年輪と風格があって、やわらかいところ、武張ったところ、自由自在に唄っていらっしゃると感じました。若くて声がビンビン出るだけでは、決して出せない味わいというのは、こういうことなのかなぁと・・・。

やはり、芸の力はすばらしいですね。
生涯現役で、すてきなお唄をこれからも聴かせていただきたいものです。

そして、今まで「長唄って何?」と思っていた人にも、日本の文化に興味があったら、ぜひ、一度、体験してほしい「伝の会」のライブです。

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ああ「七段目」!

2007/02/13 23:59

 

今月の歌舞伎座は、「仮名手本忠臣蔵」の通し上演。とはいっても、全部の段を上演しているわけではなく、通し狂言として、筋がわかって、なおかつ面白い段を選んで(ということだと思うのですが・・・)上演しています。

昼の部が
「大序」、三段目、四段目、「道行旅路花聟」
夜の部が、
五段目、六段目、七段目、十一段目
となっています。

昼の部は、「大序」の口上人形が、目を引きました。文楽で使うようなお人形を、黒子さんが定式幕の前で使って、名題以上の役者さんの役名を発表していくのですが、「えへん、えへん、えーっへん!」という合いの手が入ります。
文楽ですと、黒子さんが開幕の時に、役名と大夫・三味線・人形遣いの名前を必ず読み上げるのですが、歌舞伎でこの演出が残っているのは、忠臣蔵ぐらいかもしれません。
そして、幕が開き、竹本の語りにあわせて、それまで半眼で人形のふりをしていた役者さんが、一人一人、目を開け、人間に戻っていくという場面は、見ていてワクワク感が増します。
また、「大序」の兜改めの場は、色彩も綺麗で、歌舞伎の時代モノらしい華やかさがあふれていて、いいですね。

三段目・進物場では、「えへん・ばっさり」というお遊びが楽しいですし、松の間刃傷の場の、吉右衛門さんの桃井若狭之助が、怒りまくっているところは、とてもカッコイイです(笑)。

四段目は、判官切腹と城明け渡しという、悲劇の場面。ここは、判官切腹の場は”通さん場”と呼ばれていて、一時的に客席への出入りができなくなる、という昔からの慣わしが、今も生きています。こういう古風な味わいが残っているのも、「忠臣蔵」ならではといえるでしょう。

昼の部切の、清元「道行旅路花聟」では、梅玉さんの勘平と時蔵さんのおかるが、絵のようで、鷺坂伴内と彼の手下の花四天が、華やかさをさらに増しています。

こうやって、昼の部だけでも、歌舞伎のいろいろな要素がみごとに配置されていて、今日まで上演され続けてきたという人気の秘密も、うかがうことができます。


夜の部は、五段目・山崎街道から。
この場で、第二の悲劇が生まれます。ここは、落語「中村仲蔵」の題材になった場で、斧定九郎一役を振り当てられた初代仲蔵が、それまで名題以下の役者が演じるとされていた定九郎を、仲蔵がみごとにしどころのある役に変えた、といわれています。
五段目・六段目は、「忠臣蔵」の中では”生世話”にあたる部分で、時代モノの様式美とは一味違う、リアルさが求められつつも、型をしっかりと踏まえて演じなければいけない、という難しい場だそうです。今回は、菊五郎さんが、お家芸の勘平を見事に演じていらっしゃいました。
ただ、特に六段目は、物語として、現代では「ちょっと、それはないでしょう・・・」という強引な展開を見せる場でもあるので、その辺をどう乗り切るか、というのも、役者の腕の見せ所かもしれませんね。
六段目は、吉之丞さんのおかや(おかるの母・勘平にとっては義理の母)が拝見できたのも、うれしかったです。

そして、今月の白眉は、なんといっても、七段目。落語の題材にもなっている、祇園の御茶屋を舞台にした、華やかな場面です。ここで、吉右衛門さんの大星由良之助が初登場!となるわけですが、これがまず、大変すばらしかったです。前半は、人目を欺くために御茶屋遊びに現を抜かしている由良之助。その酔いっぷり、お見事です。そして、亡き主君の奥方さまから手紙が届いてからの、由良之助の変貌。こういうご家老様とだったら、一緒に命を賭して仇討ちしよう!というアウラが出まくってました。
そして、その大星に、連判状に入れてほしいと頼みにきた、足軽の平右衛門(仁左衛門さん)、夫・勘平の仇討ち参加のための御用金を作るために祇園に身売りしたおかる(玉三郎さん)兄妹の再会と、そこから生まれるドラマ。
由良之助の身請け話に、ウキウキと手紙を書き、兄に刃を向けられておびえる、そんな可愛い女なんだなぁ、おかるは、と玉三郎さんのおかるを見ていて、思いました。
仁左衛門さんの平右衛門は、妹思いのやさしさと、主君の仇討ちのためにその妹の命を自らの手で奪おうと決意する、意思の強さを併せ持っていました。
今現在、最高の役者が揃ったな!!という七段目でした。

最後の十一段目は、お馴染み討ち入りの場面。雪の中の立ち回りを見せる場面でしょうかね。無事、吉良上野之介の首級をあげ、勝どきを挙げて幕。

やはり、「仮名手本忠臣蔵」というのは、よくできたお芝居だなぁと思いました。

ちなみに。去年、東京の文楽公演でも「仮名手本忠臣蔵」が出たのですが、見ることができなかったのが、悔やまれます。

公演情報、かんたんなあらすじなどは、
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/02/post_7.html
でごらんになることができます。

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天才少年現る?!

2007/02/01 13:13

 

1月27日(土)、歌舞伎座で行われた「望月朴清 継承古典囃子の会」に行って来ました。
望月朴清先生は、長唄囃子会の重鎮で、人間国宝に指定されていらっしゃる方。
第1部と第2部に別れた会は、一日がかりで、朴清先生は途中からほとんど出ずっぱり状態でいらっしゃったようです。
第2部に、市川團十郎さんがゲストで「新曲 浦島」という長唄の曲を踊られるということで、チケットをとりました。

第1部は、いわば「ゴージャスなお浚い会」といった感じで、朴清先生・堅田喜三久先生・杵屋勝三郎先生といった、大御所が雛壇に並ばれ、長唄の名曲が目白押し状態でした。
わたしは、太鼓に興味があったので、喜三久先生が太鼓を打たれる番組を中心に、何番か拝聴させていただきました。

喜三久先生というと、わたしの中では、鼓の人!というイメージが強かったのですが(お若い頃は、鼓で活躍されていらした記憶があり、そこからこちらが進歩していなかったためです、飽くまでも)、正月のNHK「新春檜舞台」という番組で、「あけぼの獅子」(唄・宮田哲夫、三味線・杵屋五三郎)という曲で、喜三久先生が太鼓を打たれていらっしゃり、その太鼓があまりに華麗なので、ビックリしました。
あとで漏れ聞いたお話によりますと、喜三久先生ご自身は「僕は太鼓打ち」とおっしゃったりもしていらっしゃるようです。

お浚い会で、番数もたくさんあったので、おそらく第1部は、喜三久先生としては、本気モードではなかったのかもしれませんが、それでも、やはり誰にも真似ができないなぁ!と思わされる、すばらしい太鼓だったと思います。

そして、第2部。2番目の「俄獅子」という曲が始まると、太鼓を小学校高学年?ぐらいの少年が打っています。最初に「うわ、喜三久先生そっくり!!」と太鼓を打つ姿を拝見して思いました。とてもしっかりした、大人顔負けの太鼓を打っていらっしゃり、「うわぁ、もしかして喜三久先生のお孫さんかしら?」と直感的に思いました。
後で、周囲のお客様の会話や、ネットで、わたしの直感は合っていたことをしりました。
やはり、血は争えないなぁと、つくづく思いました。おそらく、この日の舞台に向けて、厳しいお稽古を積んでいらしたとは思うのですが、それだけではない、何かを、すでに体現していらっしゃいました。

これからが楽しみな、天才少年の舞台を拝見できて、それだけでも十分満足な、一日となりました。
(もちろん、團十郎さんの「新曲 浦島」も堪能させていただきました!)

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初幕見

2007/01/04 14:21

 

2日に、NHKで初芝居の生中継を見ていて、「コレは!」と思い、歌舞伎座へ。
お目当ては、中村勘三郎さんの「鏡獅子」です。
最初、早く着きすぎまして、お茶を飲んだり、デパートに用足しに行ったりしていたら、すっかり出遅れならぬ、並び遅れとなり・・・。
それでも、一人という身軽さのおかげで、椅子を確保することができまして、ラッキーでした。

勘三郎さんの「鏡獅子」を拝見するのは、何度目でしょうか。直近ですと、昨年1月末、歌舞伎座で行われた舞踊公演(1日限りのもの)で拝見しました。
その時も、さすが!とは思ったのですが、やはり、海外でのお休みから帰国されたばかりだったせいか、本領発揮とまでは行かなかったようでした。

今回は、本興行、しかも初芝居ということで、気合の入り方がやはり違うなぁと、テレビで拝見したときも思ったのですが、天井桟敷からでも、勘三郎さんの気迫が十分に感じ取れる、ステキな「鏡獅子」でした。

そして、胡蝶に扮した中村宗生くんと、中村鶴松くんも愛らしくてよかったです。

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見たかった!

2006/08/02 13:24

 

今年5月の新橋演舞場での歌舞伎公演を拝見して、はじめて意識した役者さんが、市川亀治郎さん。

若さあふれる「三番叟」と、可憐な中に芯の強さをくっきりと描き出したお七を演じた「湯島掛額」。

どちらも大変すばらしかったです。

 

東京でも「亀治郎の会」が開催されますが、チケット争奪戦に敗れてしまい・・・。

九月歌舞伎座の「秀山祭」を楽しみにします! 

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